幼少期は順調だったおうち英語。
小学生になると、おうち英語を続けるのが難しくなるとよく聞きます。
そんな我が家も、娘は小5、息子は小2。
徐々に娘や息子の興味のあるものがはっきりしてきました。
せっかく洋書を買ってきても、好みに合わず読まなかったり…ということが多々起こっています。
そこで、今回の記事ですが、実は先日、小学生のおうち英語についてインターナショナルスクールの先生のお話を聞く機会があったので、そのお話をまとめてお伝えしようと思います。
今回は、一般的なお話として、小学生からおうち英語が難しくなる理由や、効果的な学習方法について教えていただきました。
小学生のおうち英語を無理なく継続するためのポイントや、子どもの英語力を着実に伸ばすヒントが詰まっています。
インターの先生に聞きました!小学生のおうち英語の進め方
—–ここから先は、インターナショナルスクールの先生のお話です—–
小学生からおうち英語が難しくなる理由
小学生からおうち英語が難しくなるのは、以下のような理由からです。
- 学校の勉強や習い事・塾通いで英語に時間が取れない
- 友達付き合いが広がって英語以外に興味が向く
また、小学生になると徐々に自我が強くなり、気が進まないときは拒否する場合もあります。
1歳~小学生までの幼児期は人格の基盤を形成する大切な時期で、自己中心的・直観的な思考や自我意識の芽生えなどが特徴です。
一方、小学生からの児童期は言語能力や認識力が高まり、善悪についての理解と判断ができるようになります。
ある程度は物事を自分で判断するようになるため、幼児期と同じ方法でのおうち英語の学習が難しくなるのです。
小学生のおうち英語の進め方・学習方法
小学生のおうち英語の進め方・学習方法のポイントは、以下のとおりです。
- 日常的にコツコツと取り組んで習慣化
- 小学生は語彙力を身につけるのを優先
- 子どもの興味にあわせて英語環境を整える
- 学習前後で親子の対話を大切に
- かけ流しは効果が薄くなる
家庭環境や子どもの性格にあわせて修正しつつ、適切におうち英語の学習を進めましょう。
日常的にコツコツと取り組んで習慣化
おうち英語に小学生が取り組むためには、日常的にコツコツと学習を継続して習慣化する必要があります。
習慣化するまでの期間は平均2か月かかると考えられており、実現するには以下のポイントが大切です。
- 学習環境を整え、おうち英語に割り当てられる時間を作る
- 小さく具体的な目標設定によって達成感を体験させる
- 得意ジャンル・興味のあるジャンルにあわせたおうち英語学習
- あとで見返すことができるように毎日、学習した成果を残す
具体的で小さな目標を設定し、得意ジャンルや興味のあるジャンルを中心に学習を進めましょう。
毎日の成果を残せば、モチベーションを維持するのにも役立ちます。
たとえば、学習記録をつけたり、学んだ単語やフレーズを書き留めたりするのもよい方法です。
コツコツと継続的に取り組めば英語学習が習慣化し、着実に実力をつけられるでしょう。
子どもの興味や特性にあわせて、柔軟に学習方法を調整しながらサポートするのが重要です。
小学生は語彙力を身につけるのを優先
小学生には、聞いてわかるようになるための学習からはじめるのが大事です。
そのため、知っている語彙を増やす学習に重点を置きましょう。
聞いてわかる単語・フレーズが増えるほど、リスニング力が向上します。
逆に、いきなり英語の番組を見せられてもわからなければ楽しくありませんし、ストレスを感じてしまう可能性が高いです。
幼児期とは違い、日本語もよくわかっている小学生ならではの特徴を踏まえて、おうち英語の学習を進めましょう。
子どもの興味にあわせて英語環境を整える
子どもが興味を持った分野の学習教材や、英語の本を用意するのをおすすめします。
子どもにとって興味のある分野なら、自主的に学習が進むはずです。
また、実際に興味のある分野に触れ合える環境を整えるのも効果的です。
たとえば、以下のような体験で子どもの興味をさらにかき立てられるでしょう。
- 虫に興味があるため、ホームセンターで購入
- 忍者に興味があるため、映画村に家族で行く
子どもはもともと好奇心が旺盛なので、親子で一緒に学ぶ機会を積極的に作ってください。
学習前後で親子の対話を大切に
学習の前後には、親子でじっくり対話をする時間を作りましょう。
愛情たっぷりに接すれば、子どもは学びの楽しさを感じやすくなります。
なお、コミュニケーションが必ずしも英語である必要はありません。
勉強に前向きになれるようなメッセージを心がけ、興味・関心を徐々に引き出していくのが大切です。
また、大人自身が楽しそうに学ぶ姿を見せるのも、子どもが学びに前向きになるためには欠かせません。
かけ流しは効果が薄くなる
幼児期は英語をかけ流すだけで音やリズムが自然と身についていきましたが、小学生になると効果が薄くなります。
言語吸収力が高いのは、主に乳幼児期だからです。
ひらがなの読み書きができるようになると、英語をカタカナで聞き取ろうとする傾向があります。
音をそのまま受け取るのが難しくなるため、小学1年生の後半頃から英語の聞き取りが苦手になるのです。
リスニング力を育てるなら、幼児期からの継続的な学習が非常に大切です。
インターナショナルスクール「OWIS」のご紹介
今回は、シンガポール発の国際的な教育を行うインターナショナルスクール「OWIS」の先生にお話を伺いました。
———–以下、OWISの紹介となります———-
OWISは、国際的なカリキュラムを学べる学校で、英語で授業が行われます。
また、「探究心旺盛で思いやりがあり、あらゆる文化を尊重し、世界を大切にする生涯学習者を育成する」ことを使命としています。
OWISのもっとも大きな特徴は、質の高い教育を手ごろな学費で提供していること。
スポーツや芸術活動などさまざまな分野に触れて、子どもは個性や才能を伸ばせます。
OWISは、高い教育水準・リーズナブルな学費・多様性を尊重する環境が高い評価を受けています。
子どもの可能性を広げ、グローバルに活躍できる人材に育てるため、インターナショナルスクールへの入学も検討する価値があります。
—————-以上—————————
まとめ
以上、インターナショナルスクールの先生に聞いたお話をまとめてみました。
幼少期からおうち英語を始めていると、ご家庭によって内容もやり方もレベルも様々だと思います。
どのご家庭にも当てはまるおうち英語のやり方というのは存在しないので、参考になる部分を積極的に取り入れていただけるとうれしいです。
それよりなにより、みなさん、小学生のおうち英語を悩みながら進めているということがわかり、自分だけじゃないんだと安心できたことが良かったです。
小学生のおうち英語、これからも一緒に続けていきましょう♪
※ OWISの先生方、この度はありがとうございました。