「英検S-CTBを受けたいけど、不安…」
と思っている人もいるのではないでしょうか?
わたしも娘がS-CTBを受けるときは心配していました。
なぜなら、情報も少ないし、娘は小学3年生。
初めてのパソコンの操作などうまくできるか心配ですよね。
この記事では、娘の体験談としてS-CTBの試験の流れを紹介しています。
また、メリット・デメリットについても考えてみました。
記事を読み終えると、英検S-CTBの受験方法がなんとなくわかると思います。
英検S-CBT受験当日の流れ
英検S-CBTのメリット・デメリット
小学生が英検を受けるなら、従来型かS-CBTか
英検S-CBTとは
英検S-CBT は、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングを1日で測ることができる試験です。
英検(従来型)は一次試験、二次試験と2日間の試験です。引用:英検公式サイトhttps://www.eiken.or.jp/s-cbt/about/
そうなんです。
英検S-CBTは、従来2日間にわけて行われていた試験が、1日で終わるという試験。
めちゃめちゃ良いですよね。
しかも、その他の特徴を見てもぱっと見る限りメリットだらけ。
もう英検を受けるなら、英検S-CBT一択だとわたしは思ってしまいます。
ただ、もちろん従来型の試験に比べてデメリットもあるかなと思いますので、考察していきたいと思います。
公式サイトに体験版もありますのでよろしければご参考に。
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/
英検S-CBT受験当日の流れ
まずは、当日の流れをお伝えします。
娘からの伝聞なので、ちょっと違ってたらすみません。
受付
会場はビルの中のテストセンター。
集合時間の5分くらい前に行きました。
保護者は会場のドアの前までしか行けません。
ほんとに中には入れません。笑
ドアの外で受験票と身分証明書を娘に渡して、受付に向かわせました。
受付では、受験票と身分証明書を提示し、席番号、受験番号、暗証番号が書いてある用紙を受け取ったそうです。
ロッカーに荷物を入れる
荷物は全てロッカーに預けました。
会社のロッカーみたいな感じで、自分で鍵をかけて持っているみたいです。
試験室には飲み物は持ち込めません。
席番号等が書かれた用紙だけを持って試験室に入りました。
着席
試験室に入ると、スタッフの方に席番号を聞かれ、番号を告げるとその席まで案内してくれたそうです。
受験番号、暗証番号の入力
着席したら、受付でもらった用紙に書いてある、受験番号と暗証番号をパソコンに入力しました。
念のため、近くにいたスタッフさんに確認しながら入力したそうです。
入力したら、テスト開始時間まで待ちます。
娘の場合は5分くらい待っていたそうです。
(早く行ってもここで待つことになるので、集合時間ちょい前くらいで良いと思います)
テスト開始
テスト開始時間になったらテストが始まります。
テストの順番は、スピーキング→リスニング→リーディングの順。
S-CBTでテスト中に使える主な機能としては、以下が挙げられます。
・残り時間が表示される
・あとから見直したい問題にチェックをつけることができる
・画面上で赤ペンとマーカーが使える
・ライティングの文字数はカウントしてくれる
便利な機能ばかりだと思います。
スピーキング
まずは、音声が正常に聞こえるか、録音できているかの確認作業をしました。
ヘッドフォンをつけて、画面にでてくる指示に従い、Hello!みたいなことを吹き込んで確認したらしいです。
音声確認テストが終わったら本番が始まります。
最初はスピーキング。
スピーキングテストが終わったら、全員が終わるまで待機しているそうです。
ヘッドフォンをしていてもまわりの音は少し聞こえると言っていました。
そのため、全員スピーキングテストが終わってからリスニングテストに移るそうです。
リスニング
全員のスピーキングテストが終わったら、リスニングテストが始まります。
リーディング、ライティング
リスニングが終わったら、そのままリーディングパートに進みます。
テスト終了
テストが終わった人から帰宅することができます。
娘には、「ちゃんと最後まで時間を使って見直した方がいいよ」と言ったのですが、終了時刻前に出てきました。笑
当日の流れは以上のような感じです。
従来型の試験と同じく保護者の控室的なところはありません。
テストセンターはビルの中の一室で、廊下も狭かったので少し離れたところで待ち合わせ場所を決めました。
ただ、終わった人から帰っていいとなると、何時に迎えに行けばいいか難しいですよね。笑
けっこう早めに迎えに行きました。
同じ時間に受験する受験生の人数がかなり少ないので、混雑もなく全体的にスムーズに受験できました。
英検S-CBTのメリット
英検S-CBTのメリットを挙げていきます。
原則、毎週土日に実施
原則として、毎週土日に実施しています。
一般的には、これが一番のメリットかなと思います。
娘が受けたときは、金曜日や祝日に実施している会場もありました。
英検受験は年に3回しかチャンスがなかったことを考えると、The・革命ですね。
会場が選べるし、立地も良い
試験会場の場所って重要ですよね。
英検って準会場なら選べますが、もちろん本会場は選べないし、2次試験の会場も選べません。
受験票が到着して「どんだけ遠いの!?」って思ったこと、ありますよね?(ないですか?笑)
しかし、S-CBTは会場を選んで申し込むのでそんなことはありません。
希望の会場で受験することができます。
しかも、英検の会場って高校や専門学校、大学が多いですよね。
そして、まわりに何もないところが多くないですか?(うちだけ?)
でもS-CBTの会場って基本的にテストセンター等だと思うので、駅近で便利なところが多い印象。
つまり、子どもが試験を受けている間、ショッピングが楽しめ・・以下略。
人気の会場、日程は早く埋まってしまうので早めに申し込みましょう。
試験が1日で終わる
これはすごい。
1日完結型。笑
拘束時間が短い
従来の試験だと、集合時間ってかなり余裕をもって設定されていますよね。
集合してから試験が始まるまで待つわ待つわ待つわ待つわ。
とくに小さい子どもだと飽きるし、疲れるし、なんでこんな前に集合させるの!?
っていつも思っています。
でも、S-CBTは何分も前から待機しておく必要がない。
ほんとに、集合時間ぴったりに行けば、受付して、席に案内されて、試験開始、くらいのスピード感。
1日で終わると言っても拘束時間や待機時間が長かったらそれはそれで意味はないと思ったのですが。
スッと行って、パッと解いて、サッと帰れる英検S-CBT。←キャッチフレーズに使ってください。笑
全然待たされません。
最高です。
2次試験の不毛な待ち時間がゼロ
上と同じようなことを書きますけど、書きたいので書かせて。笑
わたし、特に2次試験の待ち時間にイライラします。笑
2次試験なんて、会場について教室に入ってから2時間くらい待ちますよね?
自宅からとおーい会場まで行かされて、受付で並ばされて、教室で待たされて…
まじで1日掛かり。
いったいあれは何なんですか?
受ける人数も決まっているのになんであんなに待つことになっちゃうんですか?
不思議です。
それがですね。
S-CBTは、スピーキングテストの待ち時間ゼロ。
だって、S-CBTはスピーキングから始まります。
吹き込み式だから、席に座ったら、速攻でスピーキングテストを始められるんです。
すごいです。(語彙力)
混雑しない
テストセンターの一室に入れるだけの人数しか受験できないので、全く混みません。
本会場で受験したときなんか、受付するので40分くらい並んだわ。受付で、ですよ!?
信じられません。笑
ライティングがタイピング入力可能
もうメリットはこれに尽きる、と娘が申しております。笑
(S-CBTはタイピングか手書きか申し込み時に選べます。)
そりゃそうですよね。
準1級で手書きとか無理過ぎる。(2級までならいける気がする)
ライティングにかかる時間、倍以上になるよ。
しかも、間違ったら消しゴムで消して書き直すって…
ちょっとの間違いならいいですけど、エッセイを書いていたら、この一文を差し込みたい、とかありますよね?
タイピングだったら、切り取ってここに貼り付け、エンターキー、ドーン、で差し込めますからね。
準1級だと、手書きとタイピングでのスピード差はかなりあると思いますよ。
ライティングの文字数はカウントしてくれる
はい、カウントもしてくれます。
自分でカウントする必要なし。
残り時間が表示されている
時間が足りなくなることはないようで時間は気にしていないと言っていましたが、残り時間の表示はあったらうれしいですよね。
見直したい問題に印をつけておける
後から見直したい問題に印をつけることができるようです。
ステキな機能だこと♡
時間が余ってたら簡単に見直せますね。
スピーキング、リスニングが終われば、トイレに行ける
従来の英検は最初がリーディングなので、リスニングが始まったらトイレに行くことができませんよね。
でもS-CBTなら大丈夫。
最初にスピーキングとリスニングがあるので、それが終わればトイレに行くことも可能です。
終わったら帰れる
なに!?
終わったら帰れるの!?
最高すぎ。
スピーキング→リスニング→リーディングの順に行われるので、リーディングが終わった人から帰れます。
英検S-CBTのデメリット
次に、デメリットを挙げてみます。
保護者は試験会場のドアより中へ入れない
き、きびしい。笑
保護者は、本当にドアより中へ入れないので、受付は子どもが一人で行うことになります。
娘に身分証明書と受験票を託し、一人で乗り込んでもらいました。笑
従来型だと、受験票への記入は保護者が手伝うことができますよね。
なので、席につくまでは保護者といられることが多いと思います。
S-CBTでは受付前に保護者は帰らなければならないので娘も少し不安そうでした。
パソコンへの入力も自力で
席に着いたら、受験番号と暗証番号を入力するらしいです。
娘は念のため、スタッフの方にやり方を聞いて入力したと言っていました。
わからない場合は、スタッフさんが巡回していてすぐに聞けるようです。
パソコンの画面で英文を読む必要がある
もしかしたら苦手な人もいるかなと思います。
スクリーン上の長文を読むのは目が疲れるかもしれません。
画面上ですが、マーカーで印をつけたり、赤ペンを使うことができるみたいです。
娘は、余った時間は、赤ペンで絵を描いて遊んでた、と言ってます。笑
お願いだから見直して。笑
小学生が受けるなら、従来型か英検S-CBTか?
ここまで読んでいただいた方はわかると思いますが、わたしは断然英検S-CBT派です。
もちろん娘も英検S-CBT派。
娘は小学3年生でS-CBTを受験しました。
タイピングをマスターしているお子さんであれば、英検S-CBTはかなりおすすめです。
ライティングパートで、時短、省エネになります。
小学1,2年生でもタイピングをマスターしていればS-CBTでいけるのではないでしょうか。
ただ、受ける級にもよると思います。
3級、準2級、2級くらいだとライティングの量も少ないですし、手書きで書いても大したことありません。
でも、準1級になると、文章量も多くタイピング入力することで大幅な時間短縮ができますよね。
なので、準1級(もしくは2級?)を受験する人で、タイピングができる人なら英検S-CBTが良いでしょう。
いやいや、待ってください。
タイピングじゃなくて手書きを選択するとしてもS-CBTの方が良いか!?
だって、メリットあり過ぎですし。
もちろん、パソコン操作が不安になっちゃいそうなお子さんは、従来と同じ方式で受験したほうが安心して受けられますよね。
最終的には本人の希望する方で受験すれば良いと思います。
最後に、付き添う保護者の身としては、もちろんS-CBTを激推しします。
まとめ
小学生の娘が、英検S-CBTを受けた体験をまとめてみました。
総合的に考えて、英検S-CBTはメリットの方が多いと思うので、オススメです。
もしS-CBTで受けてみたいけど不安だなと思っている方、質問あればお気軽にお尋ねくださいね。
英検を受けるなら、従来型より英検S-CTBが断然オススメ
特に、準1級、2級でタイピングができるならかなりの時短になる