学校の夏休みに、お子さんを英語のサマースクール(サマーキャンプ)に参加させたいと思っているママも多いのではないでしょうか。
最近では低年齢での参加も多くなっています。
*本記事は一部プロモーションが含まれています*
サマースクール・サマーキャンプとは?
サマースクールとは、夏休み期間に実施される生徒・学生向けのプログラムのこと。
日本ではあまり馴染みがないかもしれません。
サマースクール、サマーキャンプ、デーキャンプなど色々な呼び方があります。
サマースクールは、海外で参加できるものと国内で参加できるものがあります。
それぞれの特徴をみていきましょう。
海外サマースクール
欧米の夏休みは本当に長く、3ヶ月近くあるところも。
そして宿題もなく、本当に自由に過ごすことができます。
ですので、欧米では多くの子供達がサマースクールに参加しています。
参加する目的は様々ですが、普段体験できないことに挑戦したり、芸術やスポーツなどのアクティビティを体験できるのが魅力です。
また、次の学年に進級するまでの間に、前学年の復習をして学習を完成させたり、次学年の準備をする目的で参加する人もいます。
もちろん非ネイティブ向けのプログラムも充実しています。
例えば、ボーディングスクールや語学学校が夏休みの間に、その校舎を利用して語学研修プログラムを行ったりしています。
ちなみに、ボーティングスクールとは、いわゆる全寮制の学校のこと。
ボーティングスクールに通う学生は実家に帰り夏休みを過ごすことが多いので、夏休みの間はその校舎や寮を利用できるのです。
日本から参加する場合は、こういったプログラムに参加することが多いですね。
憧れの名門校のキャンパスで学べるプログラムもあります。
キャンパスの雰囲気も感じられるので、将来の長期留学のための事前準備として参加される方にもおすすめです。
また、現地の子供達にまざって参加できるプログラムもあります。
現地のネイティブの子供達と交流したい人には最適ですね。
形式
通学型、宿泊型があります。
通学型はホテルに滞在したり、ホームステイをしながら通います。
宿泊型は学校が準備した寮に入ったり、キャンプなど自然の中で過ごしたりします。
また、地域によっては親子留学ができるところもあります。
お子さんが心配な場合は上手に利用して親子で楽しむこともできますね。
内容
勉強系、スポーツ系、語学研修系があります。
勉強系では、アカデミックな自然科学や数学などを扱ったりかなり専門的なことに踏み込みます。
スポーツ系では、レベルアップを目指して集中的にスポーツに取り組みます。
語学研修タイプは、主に非ネイティブ向けに作られているプログラム。
日本から参加する場合は、語学研修タイプに参加することが多いでしょう。
時期 / 期間
海外のサマースクールは、夏期休暇中の6月から8月下旬の時期に行われています。
期間は、1週間ほどのものから夏休み中を通して実施されるものまであります。
日本の学校の夏休みに合わせると7月下旬からしか参加できません。
そのため、6月や7月上旬に参加すると、日本人がほとんどいない状況でサマースクールに参加することになります。
日本人がまわりにいた方が良いか、いない方が良いかはお子さん次第です。
お子さんに合わせて参加する時期を選ぶのが良いでしょう。
費用
海外の場合、サマースクールにかかる費用は、他の留学スタイルよりもやや高めになります。
一例としては、カナダの語学学校のサマースクールに1週間参加した場合、20万~40万くらいが一般的です。
ただ、国やプログラムによって様々ですが1週間5万円代から選択することも可能ですよ。
費用を抑えて参加できる地域としては、マレーシアやフィリピンのセブなどが人気です。
海外に行く場合は、個人で行く場合と団体で行く場合があります。
団体で行く場合は、スタッフさんがお世話をしてくれると思いますのでお子さんだけでも心配ないでしょう。
費用面で考えても、個人で参加するよりも団体での参加の方が費用が抑えられる場合が多いです。
そして、個人で行くとなると小学生では少し心配かもしれません。
プログラムの中には24時間のサポート込みのものもありますし選択肢は様々あります。
ニーズに合ったプログラムを探せば満足度は高いでしょう。
探し方
スクールのHPを見てどのようなプログラムがあるのか確認する方法があります。
ただ、スクールの数は膨大にあるので、やはり留学先を紹介してくれる会社で情報を得るのが良いでしょう。
サマースクールフェアなどをやっていて、実際にそのスクールの担当者が日本に来てくれている場合もあります。
学校のスタッフと直接話ができるのでとても良い機会です。
もし、行きたい国が決まっているのであれば、その国の大使館などの主催で留学フェアをやっていることがあります。
その際にサマースクールの紹介もありますよ。
例えば、カナダ大使館では年に2回、大きな留学フェアがあります。
わたしも参加して色々と話を聞いてきました。
スクール情報だけでなく、カナダの地域ごとの生活の様子も説明してくれてとても有益です。
その地域ごとの特徴がありますので知っていて損はないです。
国内サマースクール
日本国内でもサマースクールを行う施設が増えてきました。
インターナショナルスクール、イマージョン教育校、英語教室などで実施されています。
海外に比べて気軽に参加できるのが国内サマースクールの良いところですね。
ただ、インターナショナルスクールで行われるサマースクールであっても、内部生の夏休み中に行われるので、参加者はほとんどが日本人、です。
形式は
通学型、宿泊型があります。
通学型は自宅から毎日通学するタイプですね。
宿泊型は学校の寮などに宿泊するか、自然の中でキャンプをしたり、ロッジに泊まったりして24時間英語漬けで過ごせます。
内容は
最近は、様々な種類のサマースクールが実施されています。
教室での語学学習が中心のもの、アクティビティを通して英語を学ぶもの、水族館や技術館などで課外活動を行うもの。
自然の中でキャンプを行うもの、田舎暮らしを体験するものなどお子さんの興味に合ったものが選べます。
語学学習と言っても小学生ですので、1日中机に向かっているわけではなく、スポーツなどのアクティビティを取り入れたりと工夫されていますよ。
せっかくの夏休みですがら、いつもとは違う自然の中で英語漬けになるのもいいかもしれませんね。
時期 / 期間
時期は夏期休暇中に行われます。
7月下旬~8月ですね。
ただし、インターナショナルスクールは日本国内にあっても7月上旬から夏休みのところが多く、この時期から始まります。
期間は様々で1日だけのものから夏休み期間を通して参加できるものもあります。
家庭の事情に合わせて、ハーフデイかフルデイを選べたりしますし、うまく活用しましょう。
費用
参加するスクールやプログラムによって様々です。
自治体や地域のコミュニティが主催しているものなどは費用が安く設定されていることが多いです。
ランチやバス送迎のありなしによっても費用は異なります。
探し方
日本国内の場合であれば、お住いの地域の英語教室やインターナショナルスクールから探してみてはいかがでしょうか?
また、各市町村といった自治体で参加者を募集している場合もありますのでチェックしましょう。
【まとめ】サマースクール海外と国内の比較
ここで、海外サマースクールと国内サマースクールの比較を表にまとめました。
海外 | 国内 | |
---|---|---|
形式 | ・通学型(寮、ホテル、ホームステイ等) ・宿泊型(キャンプ等) ・親子留学 | ・通学型(自宅) ・宿泊型(キャンプ等) |
内容 | ・ネイティブのクラスに参加できるコース ・留学生向けのコース | ・アクティビティを通した語学研修 ・キャンプ |
時期 | 6月上旬~8月下旬 | 7月下旬~8月下旬 |
期間 | 1週間~全期間 | 数日から数週間 |
費用 | 例) カナダの語学学校に1週間で20~40万 | 例) インターナショナルスクールに1週間で5~10万円 |
探し方 | ・留学紹介会社 ・大使館などの留学イベント ・ネット検索 | ・近所のスクール ・ネット検索 |
海外、国内、それぞれに特徴がありますので参考にしてください。
英語サマースクール(サマーキャンプ)に参加しての口コミ、評判
では、実際に参加した人の感想をご紹介します。
海外サマースクールの口コミ、評判
参加年齢10歳:カナダ
様々な人種や国の人が生活するカナダでは、皆さん本当にフレンドリーで優しい人ばかりでした。英語がそんなにできなくてもカルガリーの町の人はよく話を聞いて助けてくれました。また、カルガリーは自然が多く、生活もおおらかで、子供と一緒に体験するには最高の場所だと思います。
参加年齢8歳:セブ島
イートン校のプログラムというのが、まず魅力的でした。実際に体験して思ったのは、毎日子供に無理をさせすぎないペースで、程よく現地の文化に触れつつ、様々な経験ができるようになっており、とても良かったです。 小さい子供には気がかりな食事や衛生面などもきちんと気を配ってくださり、安心して過ごせました。
国内サマースクールの口コミ、評判
インターナショナルスクールのプログラムに参加
数週間前にアメリカ現地のサマースクールに参加する際は、かなり緊張していた娘ですが、今回は自宅から通学と言うこともあり、また、他の子供たちも日本語が分かると言うこともあり、気持ちの余裕をもって参加できたようです。
キャンプに参加
楽しくキャンプに参加して、英語に親しむ、英語を使うよい機会でした。英語もできるうえ、スタッフが一緒に楽しんでいるので、子どももとても楽しかったようです。 先生は日本語も話してくださったので、まだ上手に英語を話せなくても安心でした。けがや事故もなく、ありがとうございました。
夏休みにサマースクール(サマーキャンプ)に参加するデメリット
ここで、サマースクールに参加するデメリットを挙げてみます。
海外の英語サマースクールに参加するデメリットは?
ホームステイ先が合わなかった、学校が合わなかったという人も時々います。
ただ、すぐに相談すれば対応してもらえるので大丈夫でしょう。
お子さんに合う土地なのか、合う学校なのか、を見極めるために参加するのもサマースクールの良い利用法です。
また、国内サマースクールに比べ期間が長く、夏休みに他の予定が入れられないこともあるでしょう。
学校の宿題とも折り合いをつけて長期間参加しても大丈夫なのか、しっかりとスケジュールを立てることが大切ですね。
日本国内の英語サマースクールに参加するデメリットは?
日本人の友達同士で日本語で話をしていたり、英語力の向上もなく毎日過ごしているだけではもったいないですよね。
日本で行われるサマースクールだともちろん大半が日本人参加者です。
実際にどのようなお子さんが参加して、どのようなプログラムが行われるのかを確認し、納得した上で申し込みましょう。
夏休みにサマースクール(サマーキャンプ)に参加するメリット
サマースクールに参加するメリットをまとめました。
海外の英語サマースクールに参加するメリットは?
語学力だけではなく、バランスの良い国際感覚が養えます。
柔軟性や自立心、積極性などの非認知能力も鍛えられるでしょう。
海外に出て現地で暮らすという経験はかけがえのないものになるはずです。
上記の口コミにもありましたが、現地の街の人々とも触れ合えることが貴重な経験になりますよね。
子供にとっては大きな自信につながることでしょう。
そして、参加するプログラムによっては、日本人がいないことも。
世界中の友達と学ぶ機会はとても貴重な体験です。
他の国のお友達ができると英語を学ぼうという意識がupするのではないでしょうか。
もし、ホームステイ型の滞在をするのであれば、その国の人々の暮らしを感じることもできます。
異文化の中で暮らしていく経験により日本では学べない多くのことを学べるチャンスです。
日本国内の英語サマースクールに参加するメリットは?
国内の英語サマースクールの場合は気軽なのが一番のメリット。
自宅から通うことができるスクールだったらなおさら安心です。
まわりに日本語のわかる人がいることもお子さんにとっては大きな安心材料になりますよね。
海外と国内、どちらのサマースクール(サマーキャンプ)が良いの?
海外、国内ともにそれぞれの良さがありますね。
では、どのようなお子さんにそれぞれのサマースクールが向いているのかお伝えします。
海外サマースクールが向いているお子さんは?
・海外に行くことに興味を持っているお子さん
・外国の友達を作りたい、外国のお友達と話したいと思っているお子さん
・我慢せずに自分の気持ち誰かに伝えられるお子さん
・国内のサマースクールに参加済みのお子さん
海外に興味があって、積極的にお話をするタイプのお子さんであれば、海外サマースクールは非常におすすめです。
そして、困ったことがあったときに自分の気持ちを誰かに伝えられることが必要です。
必ずしもスクールの先生に伝えなくても大丈夫です。
例えば、メールやlineなどで親と連絡を取るのであれば親に伝えられれば良いのです。
親からスクールの方に伝えることができるからです。
ただ、やはり一番はお子さんが安心して英語を学べる環境です。
海外は大人でも不安になるもの。
不安が残るうちは、無理に海外サマースクールに参加せず、国内のサマースクールから慣れていくのもひとつの手です。
日本国内サマースクールが向いているお子さんは?
・海外に行くことに不安のあるお子さん
・初めてサマースクールに参加するお子さん
・日本語でのフォローが欲しいお子さん
・夏休み中に他の予定もありあまり時間がとれないお子さん
・急遽、サマースクールに参加したいと思い立ったお子さん
せっかく参加するなら海外の方が良いと思いがちですが、国内のサマースクールもメリットが多いです。
サマースクール自体初めて参加するお子さんは国内から始めてみるのも良いのではないでしょうか。
また、短期間でも参加できるものが多く、あまり時間が取れなくても2泊3日のキャンプなどのプログラムも用意されています。
そして、直前でいきなりサマースクールに参加させようと思った場合も、国内の場合でしたらわりと直前まで受け付けてくれるところもあります。
もちろん人気のサマースクールは申し込みが殺到し、先着順や抽選といったところもあります。
夏休みの小学生向け英語サマースクール(関東)
最後に国内で参加できる小学生向けの英語サマースクールを紹介します。
サマースクールの申し込みは例年4月くらいから始まります。
早めの情報収集が必要ですね。
インターナショナルスクールなどは主に関東のスクールの紹介になっています。
加えて、全国にあるチェーンの英会話教室などもご紹介してありますのでぜひ参考にしてみてください。
※ なお、2020年は新型コロナウイルスの影響により開催中止が決まっているスクールが多数あります。
また、今年に限りオンラインのサマースクールを開催予定の学校もあります。
オンライン
オンラインで参加できるスクールを紹介します。
スクール名 | 開催地 | 特徴 |
---|---|---|
Global Step Academy | オンライン | 校舎での開催もありますが、オンラインでの開催もあり。 関連のスクールに入会していると20%オフで参加可能。 オンライン英会話の無料体験に参加しただけでも20%オフ。 |
Scoa | オンライン | 例年はスポーツキャンプですが、今年はZoomで気軽に参加できるプログラム。 |
通学型
通学型のサマースクールを紹介します。
インターナショナルスクール系
まずは、インターナショナルスクールで行われるものをまとめました。
スクール名 | 開催地 | 特徴 |
---|---|---|
アメリカンスクールインジャパン←2020年中止 | 調布 | 広大な敷地のキャンパスで過ごせる毎年大人気のスクール |
三井ガーデンインターナショナルプリスクール←2020年中止 | 六本木 | アメリカ大使館の敷地内で開催 |
聖心インターナショナルスクール | 広尾 | 募集は女子のみ |
ロータスインターナショナル | 白金高輪 | STEM教育に力を入れているスクール |
カナディアンインターナショナル | 品川 | カナダの学習プログラムを取り入れているスクール |
青葉ジャパンインターナショナル | 光が丘 | 外部生はサマーキャンプに参加可能 |
ユナイテッドスクールオブトウキョウ | 駒場 | 年齢別にクラス分けされ、週替わりのテーマで学習 |
グローバルステップアカデミー | 市ヶ谷、立川 | 通学型のほかに、今年に限りオンラインのプログラムもあり |
英語小学校
続いて、英語で授業が行われている小学校で開催されるものについてまとめました。
スクール名 | 開催地 | 特徴 |
---|---|---|
LCA国際小学校 | 神奈川県相模原市 | オールイングリッシュのプリスクールと小学校が併設、サマースクールは4日間ずつの構成 |
ぐんま国際アカデミー | 群馬県太田市 | イマージョン教育校、小中高12年一貫教育を実施 |
英語教室
続いて、英語教室などで行われているものについてまとめます。
スクール名 | 開催地 | 特徴 |
---|---|---|
ルーツインターナショナル | 主に都内 | 帰国子女専門の英語教室 |
キッズデュオアドバンス | 都内中心に | 英語学習経験が長いお子さん向けの英語教室 |
キッズデュオ | 全国 | 通常は放課後に過ごすための英語学童 |
モデルランゲージスタジオ | 全国 | ミュージカルコースなどのプログラムが用意 |
宿泊型(キャンプなど)
最後に、宿泊型のサマースクール(サマーキャンプ)についてまとめます。
スクール名 | 開催地 | 特徴 |
---|---|---|
イートンハウス | 軽井沢、白馬 | 軽井沢や白馬の豊かな自然の中でのキャンプ |
SCOA | 伊豆、山梨 | スポーツ中心のアウトドアキャンプ |
イングリッシュアドベンチャー | 新潟 | 英語レベル別に分けられたグループで行われるキャンプ |
モデルランゲージスタジオ | 奥多摩 | 教室でのサマースクールの他に、サマーキャンプも開催 |
夏休みはぜひ英語サマースクール・サマーキャンプに
サマースクールは、国際感覚を身につけたり、自立心や協調性を高める良い機会です。
英語力の向上というよりは、英語を勉強していく意欲を高めたり、英語を学ぶきっかけになれば良いのではないでしょうか。
吸収力の高いうちから海外での生活を経験でしたり、国内でも世界中の国の人と触れあれるチャンスになります。